イタリアンレストランで人気のオイルソースのパスタの種類と特徴
オイルソースのパスタはオイルにニンニクや唐辛子を加えただけのシンプルなパスタです。
香りや風味が豊で素材のうまみを感じやすいため日本のイタリアンレストランでも人気があります。
今回は、イタリアンで人気のオイルソースパスタの種類と特徴をご紹介します。
イタリアにおけるオリーブの歴史
イタリアンで欠かせないオリーブは5月~6月頃に小さな花をつけ、10月下旬頃に果実を収穫します。
オリーブの原産地はトルコ南部の地中海沿岸地域で、フェニキア人によりギリシャ、イタリア半島へ伝えられました。
ローマ帝国では食用だけでなく、灯油、化粧、薬、工業用としてもオリーブオイルが使われていました。
イタリア半島だけでは生産が追い付かなくなり、需要を満たすために輸入を始めたことにより、オリーブが地中海全体に広がりました。
はじめは香油として使われていたオリーブオイルを料理に用い始めたのは古代ローマ人です。
古代ローマ人はオリーブオイルに等級を付け、これが現在にも通じています。
代表的なオイルソースのパスタの種類
オイルソースのパスタは季節の野菜などを入れてシンプルに味わうものがイタリアンレストランやカフェなどで多くメニューにありますが、基本的なものとしては「ペペロンチーノ」や「ボンゴレ・ビアンコ」が挙げられます。
ペペロンチーノ
オイルソースの代表的なパスタといえばオリーブオイルとにんにく、唐辛子でつくるペペロンチーノです。
正式名称は「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」と言います。
日本のイタリアンレストランでは人気のメニューですが、本場イタリアではレストランのメニューにはないのが一般的です。
ボンゴレ・ビアンコ
ボンゴレ・ビアンコはアサリのオイルソースパスタのことです。
ボンゴレはあさり、ビアンコは白を意味し、オリーブオイルと白ワインで作ります。
アサリから出た出汁がパスタに絡んでシンプルでありながら奥深い味わいのパスタです。
ボンゴレにはボンゴレ・ロッソというパスタもあり、こちらはアサリのトマトソースパスタのことです。
シンプルに素材を味わうならオイルソースパスタがおすすめ
イタリアンのオイルソースパスタについてご紹介しました。
オイルソールパスタは日本のイタリアンレストレランでも人気のパスタで、季節の野菜などを加えたパスタなども提供されています。
オイルソースには白のイタリアンワインやスプマンテと相性が良いため、ぜひイタリアンワインと合わせて楽しんでみてください。