イタリア料理に欠かせないイタリアンチーズの特徴と食べ方
チーズをたっぷり使ったピッツァやパスタは、日本のイタリアンレストランでも人気です。
イタリアには多くのチーズの種類があり、食べ方もフランス料理とは異なります。
このページではイタリアンチーズの食べ方や、イタリアの三大チーズについてご紹介します。
イタリアンチーズはおよそ500種類
イタリアンチーズは、イタリアの各地方で作られるチーズで、その数はおよそ500種類にも及ぶと言われています。
全世界には約2,000種のチーズがあると言われていますので全世界の4分の1はイタリアンチーズということになります。
イタリア料理は地域ごとに個性豊かな郷土料理が伝わっていますが、チーズも同様に地域によるバリエーションが豊富にあります。
イタリアンチーズの食べ方
イタリアと並んでフランスもチーズが有名ですが、イタリアとフランスでは食べ方にも違いがあります。
フランスではチーズをそのまま食べることが多く、コースの最後、デザートの前に出されるのが一般的です。
一方、イタリアでは一部の地域のリストランテ以外ではコースでチーズが出されることはありません。
イタリアではチーズは料理に使われることが多く、サラダやパスタにかけたり、ピザのトッピングやリゾットに混ぜたりして楽しみます。
また、各地方の料理に合わせて地方特産のイタリアンチーズを使用します。
イタリアの三大チーズとは
イタリアにはさまざまな種類のチーズがありますが、三大イタリアンチーズとしてモッツァレラ、ゴルゴンゾーラ、パルミジャーノ・レッジャーノがあります。
モッツァレラ
モッツァレラはイタリア南西部のカンパニア州が原産の水牛乳から作られるチーズです。
白くて丸く、弾力があるのが特徴で、加熱すると溶けて糸を引きます。
また、熟成工程がないため、フレッシュチーズに分類されます。
日本人にも人気のチーズで、日本のイタリアンレストランはもちろん、スーパーなどでも購入できます。
ゴルゴンゾーラ
ゴルゴンゾーラは世界三大ブルーチーズの1つで、イタリアのロンバルディア州とピエモンテ州にまたがる地域で生産されています。
内部には筋状の青カビが走っており、特徴的な刺激臭があります。
そのまま食べることもありますが、ゴルゴンゾーラソースにしてパスタに和えたり、リゾットに入れたりするのが一般的です。
パルミジャーノ・レッジャーノ
パルミジャーノ・レッジャーノは北イタリアの一部の地域で生産される、「イタリアチーズの王様」とも呼ばれているチーズです。
製造工程で水分を完全に抜ききり、18~36カ月熟成させるため、超硬質のハードチーズとなります。
ナイフで砕いてそのままつまんだり、おろしてパスタやサラダなどの料理にかけたりして食べます。
イタリアンチーズは料理と味わう
イタリアンチーズは今回ご紹介した三大チーズのほかにも多くの種類があり、個性豊かです。
一般的に料理と一緒に楽しみますので、イタリアンレストランで食事をする際には料理とチーズの組み合わせをぜひ楽しんでみてください。