イタリアンのアンティパストの魅力と温菜の代表料理とは
イタリアンレストランでぜひ楽しんでいただきたいのがアンティパスト(前菜)です。
イタリアンの前菜といえば生ハムやカプレーゼといった冷たい前菜を思い浮かべるかもしれませんが、温菜などの温かい前菜も魅力的です。
ここでは、アンティパストの魅力や温かいアンティパストの代表料理をご紹介します。
温菜とは
温菜とは、温野菜のことをいい、イタリアンでもフレンチでも加熱して調理した野菜のことを指します。
温菜は生野菜を加熱することで柔らかくなり、生とは違う食感を楽しめたり、風味が増すという効果があります。
イタリアンでは前菜(アンティパスト)で、冷菜(アンティパスト・フレッド)と温菜(アンティパスト・カルド)を楽しめます。
イタリアンのアンティパストの魅力
イタリアンのアンティパストにはオリーブ、塩コショウ、バルサミコ酢、ワインビネガーなどで味付けをすることが多くいです。和食やフレンチとはまた違った魅力を楽しむことができます。
イタリアンでは素材の魅力を活かした惣菜料理が多く、味も芯のあるしっかりとしたものであるのが特徴です。
ハーブやレモンなどの自然で採れたままの食材で風味を付けることが多く、シンプルな味付けが一般的です。
イタリアンの温菜料理の例
フリットミスト
イタリアンのアンティパストカルドでも人気料理の一つがフリットです。
「フリットミスト」とはフリットの盛り合わせという意味です。
温菜中心のフリットミストもありますが、北イタリアの山間にあるトリノではイカやエビなどの魚介をフリットにした盛り合わせが郷土料理として親しまれています。
フリッタータ
フリッタータはイタリアの卵料理のひとつで、オムレツやキッシュに似た料理です。
肉や魚介、チーズ、野菜、パスタなどの具材をたっぷりと入れ、塩コショウやハーブで味付けをすることが多くあります。
ポルポ・アッフォガート
ポルポ・アッフォガートはナポリの伝統的な料理で、おぼれ蛸という意味です。
茹でている様子が、蛸がおぼれているように見えることからこのように呼ばれるようになったとされています。
イタリアでは茹でたタコにレモンを添えただけのシンプルな料理として提供している屋台もありますが、トマト煮込みにすることも多くあります。
イタリアンでは温菜も楽しむことができる
イタリアでは冷たい前菜だけでなく、温かい前菜も楽しめます。
温かい前菜は冷たい前菜とは違った豊かな風味や味付けを楽しむことができますので、イタリアンレストランでお食事を楽しむ際にはぜひ注文してみてください。