イタリアンといえばパスタやピッツアが有名ですが、肉料理にも伝統的なメニューがあります。
ポルケッタという豚肉料理は日本人の口にも合うジューシーなお肉が魅力的なイタリアの郷土料理です。
ここではイタリア料理のポルケッタについてご紹介します。
イタリア中部の伝統料理「ポルケッタ」
ポルケッタはイタリア中部の郷土料理で、ローマのあるラツィオ地方の象徴的な料理です。
簡単に言えば子豚の丸焼きで、骨と内臓を取った子豚丸一匹に塩、レバー、フェンネル、にんにく、ローズマリー、たっぷりの黒コショウを詰めて焼いたものです。
オーブンで長時間じっくりと焼いて余分な脂を落とすため、パリパリの皮とジューシーで柔らかいお肉が魅力的です。
イタリアの地元ではスーパーや屋台、お肉屋さんで購入でき、その場で肉を切り分けてもらいます。
屋台ではイタリアのパン、パニーノにケバブのように薄切りにしたポルケッタを挟んで食べるのが一般的となっています。
日本の家庭でも丸焼きとまではいきませんが、豚のバラ肉を使用して家庭でもポルケッタを作ってイタリアンを楽しむ方も増えています。
ジューシーなポルケッタにはイタリアンワインがおすすめ
ポルケッタはどんな飲み物にも合いますが、ラツィオ地方の郷土料理であるポルケッタには同じラツィオ産のイタリアンワインがおすすめです。
ラツィオ地方では紀元前10世紀頃には既にワイン造りが行われていたとされるくらいワインの歴史の古い地域です。
特に白ブドウの生産が盛んで、生産されるブドウの7割以上を超えています。
お値段も手ごろで親しみやすい味のものも多いので、是非ポルケッタと共に楽しむイタリアンワインとしてチョイスしてみてください。
ポルケッタを食べられるイタリアンレストランもある
本格的なポルケッタを日本で楽しみたいならイタリアンレストランで注文するのがおすすめです。
イタリアンレストランでは豚バラ肉を低温のオーブンでゆっくりと火を入れて柔らかくジューシーに仕上げています。
お店によってメニューにあるお店とないお店がありますので、事前に確認が必要ですが、一度イタリアンシェフの作るポルケッタを体験してみるのもアリですよ。
イタリアンのメイン料理としてポルケッタを楽しんでみては
イタリアの郷土料理ポルケッタをご紹介しました。
お店で食べるお肉料理といえば牛肉やチキンをイメージされるかと思いますが、伝統の豚肉料理もおすすめですよ。
イタリアンレストランでの食事やお家でイタリアンを楽しむ際には一度ポルケッタを試してみてはいかがでしょうか。