イタリアンは郷土色のある料理が特徴で、地方ならではの野菜の前菜も多数あります。
このページでは、イタリアンレストランでぜひ頼んでいただきたい人気の野菜の前菜料理を地方別にご紹介します。
カンパニア地方のサラダ「カプレーゼ」
カプレーゼは日本のイタリアンレストランでも特に有名で人気の野菜の前菜です。
トマトとモッツァレラチーズ、バジリコまたはオレガノに塩、黒コショウ、オリーブオイルで味付けします。
赤と白、緑のイタリアンカラーがイタリアらしいサラダですよね。
カプレーゼは正式には「インサラータ・カプレーゼ」という名称で、イタリア南部、カンパニア地方のサラダ、意味は「カプリ島のサラダ」です。
トリノが発祥の「バーニャカウダ」
トリノは北イタリア、ピエモンテ州にある美食の町です。
本場の白トリュフやポルチーニ、サルシッチャなど、新鮮なイタリア野菜を使ったイタリアンは身体にも優しいのが特徴です。
中でも日本人にも人気のバーニャカウダは、実はトリノが発祥のイタリアンです。
オリーブオイル、アンチョビ、にんにくで作ったソースを温めながら、野菜につけていただく前菜です。
シチリアでは「カポナータ」が有名
シチリアのアンティパストで有名なのがカポナータです。
素揚げしたナス、トマト、ズッキーニ、パプリカ、セロリ、玉ねぎ、オリーブ、ケーパーなどの野菜を白ワインビネガーで煮て、砂糖と塩で味付けしたものです。
また、それ以外にカリフラワーに衣をつけて揚げたカリフラワーフライや、厚く切ったオレンジをオリーブオイル、塩、コショウで味付けしたオレンジサラダも定番の前菜です。
サルディーニャ島の名物料理「インサラータディポルポ」
インサラータディポルポはタコとセロリの触感を楽しめるさわやかな味の前菜です。
味付けは塩、コショウ、オリーブオイル、レモン汁です。
イタリア半島西方、コルシカ島の南の地中海に位置するサルディーニャ島の伝統料理です。
イタリアンでシーフードを思いっきり楽しみたいという方にぜひ頼んでいただきたいアンティパストです。
イタリアンの前菜はバラエティ豊か
イタリアンではパスタが人気ですが、バラエティ豊かな前菜もおすすめです。
郷土色豊かな前菜がたくさんあり、野菜もたっぷりとれて健康にもうれしいお料理ばかりです。
また、どの地方の前菜なのかを調べて楽しんでみたり、イタリアンレストランで地域をテーマにお食事するのも楽しいですよ。
イタリアンレストランでのお食事をする際には、アンティパストに注目してみてはいかがでしょうか。