イタリアンの「リストランテ」ではコース料理も提供されており、テーブルマナーが必要です。
ただ、呼び名がイタリア語で順番もフランス料理と違うので少々戸惑うかもしれません。
そこで、イタリアンの料理のお皿の順番をご紹介します。
イタリア料理のコースの順番
1.アンティパスト
アンティパストとはラテン語で「食事の前」という意味でイタリアンでは前菜のことを指します。
アンティパストの内容は地域により異なります。
野菜や生ハム、サラミなどの肉や、サーモンなどの海鮮が出ることが多く、大抵は温かくない料理です。
2.プリモ・ピアット
プリモ・ピアットは「第一の皿」という意味で、イタリアンでは最初の料理を意味します。
プリモ・ピアットではリゾット、パスタ、スープ、ピザなどから選びます。
日本では主食は最後の感覚がありますので、メインの前にパスタ?と思われるかもしれませんが、イタリア料理ではこの順番が正式です。
この後の料理が入る自信がない場合は軽めのスープかリゾットをチョイスしましょう。
3.セコンド・ピアット
セコンド・ピアットは「第二の皿」という意味で、メインディッシュのことです。
一般的にはプリモ・ピアットが炭水化物中心であるのに対して、セコンド・ピアットはタンパク質中心のお皿となります。
フレンチと同様にイタリアンでも肉又は魚料理から選びます。
4.コントルノ
コントルノはいわゆるサラダのことで、肉料理で血液が酸性になったところでアルカリ性のサラダをとります。
コントルノは肉や魚の付け合わせとして火を通した野菜、ジャガイモ、豆類を同じ皿に盛り付けることもあれば、別の皿で提供されることもあります。
また、火を通さず生野菜のサラダの場合もあります。
5.フォルマッジョ
フォルマッジョとはチーズのことです。
フレンチではコースの終わり、デザートの前に出されることが多いですが、イタリアンではこの順番です。
チーズはコースに含まれていない場合も多いのですが、お腹に余裕がある場合は頼んでみても良いでしょう。
6.ドルチェ
ドルチェはデザートのことです。
ティラミスやイタリアンジェラート、フルーツなどが提供されます。
7.エスプレッソ
最後に苦みでデザートの甘さをすっきりさせ、酔いを醒ましてくれるのがエスプレッソです。
イタリアンレストランではカプチーノや紅茶なども選ぶことができますが、一般的にはエスプレッソで締めます。
特別な日はイタリア料理のコースがおすすめ
イタリアンのコースの順番をご紹介しました。
フレンチとは順番が異なりますので、馴染みがないかもしれませんが、特別な日は是非イタリアの伝統的な料理の順番でコースを楽しんでみてはいかがでしょうか。
フレンチはどちらかというとソースが決め手となる料理が多いですが、イタリアンは素材を活かした料理を楽しむことができます。
是非イタリアワインと共に素材の旨みを楽しんでくださいね。