イタリアンはピザやパスタのイメージがあり、太るのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん食べ過ぎは良くないですが、実はイタリアを始めとした地中海料理は健康効果が高いと言われています。
実際にイタリア人は世界一健康な国民とも言われています。
そこで、イタリアンの健康効果についてご紹介します。
イタリアンの特徴
イタリアをはじめ、ギリシャやスペイン、モロッコなど地中海沿岸の地域では昔から地中海食と呼ばれるスタイルの食事方法をとっています。
地中海料理は野菜や果物、豆類や全粒などの穀類をベースとして肉類よりも魚介類を多く取り入れます。
魚介類にはタンパク質、カルシウムの他にDHAやEPA、リノール酸などの多価不飽和脂肪酸が含まれており、心血管疾患の予防に働きかける効果が期待されています。
また、イタリアンはシンプルな調理法が主流でサラダも葉野菜にオリーブオイルとレモン、塩でシンプルに食べることが多く、素材の美味しさを活かした料理法が採用されています。
イタリアンの健康食材
オリーブオイル
エキストラバージンオリーブオイルに含まれる抗酸化物質のポリフェノールやオレオカンタールといった天然有機化合物は心血管疾患へのリスクを軽減させるといわれ、さまざまな研究が重ねられています。
コレステロール低下作用、抗酸化作用などがあり、サラダにかけたりパンに付けたりするほか、現地ではそのまま飲む方もいらっしゃいます。
トマト
イタリアンといえばトマトをイメージされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。トマトには抗酸化作用、血圧を下げる作用、美容効果などが期待できます。
サラダはもちろん、トマトソースやスープなど火を通してさまざまな料理で食べられるポピュラーな食材です。
トマトのリコピンを効果的に摂取するためにオリーブオイルと一緒に調理されることもよくあります。
ワイン
イタリアンではワインも欠かせない飲み物です。
ワインにはポリフェノールが含まれており、抗酸化作用により老化防止や生活習慣病の発症を抑える効果が期待できます。
その他ワインには記憶力向上、ダイエット効果、眼病予防などさまざま効果があるとも言われています。
チーズ
イタリアンに欠かせないチーズ。
イタリアではさまざまな種類のチーズが使用されています。
チーズには二日酔い予防やコレステロール値低下、リラックス効果が期待できます。
また、チーズには体内で作ることができない恋愛ホルモンと呼ばれるフェニルエチルアミンというアミノ酸が含まれています。
イタリアンで健康に
洋食というと脂っこいイメージを持たれるかもしれませんが、イタリア料理はオリーブオイルのような良質な油とトマトやワインのようなポリフェノールや抗酸化作用のある食材を多く使用しており、健康効果が期待できます。
シンプルな調理法で素材を活かした料理で美味しく健康な食生活はイタリアンで手に入れることが可能です。