記念日やデート、またはちょっとしたお食事でイタリアンレストランを使うときはコース料理がおすすめです。
イタリアンのコースではフランス料理とは順番や呼び方が異なりますので知っておくと安心です。
この記事では、イタリアンのコースの順番をご紹介します。
イタリアンのコースの順番
イタリアンのコースの順番は一般的に以下のようになります。
アペリティーヴォ(食前酒)
食前酒は食欲を促すためのお酒です。
その起源はローマ時代までさかのぼり、当時は白ワインにはちみつを入れたものを飲んでいたそうです。
現代では発泡ワインなどが好んで飲まれています。
アンティパスト(前菜)
アンティパストは前菜という意味です。
食欲を増進させる役目のあるお皿で、見た目もカラフルにすることも多くあります。
塩味や酸味など、食欲をそそる刺激的な味の料理が登場します。
プリモ・ピアット(第1の皿)
プリモ・ピアットとは第1の皿という意味です。
フレンチとは異なり、メインの前に炭水化物が登場します。
主にパスタやリゾット、ピザ、スープが出ることもあります。
ボリュームが多すぎると感じるときはスープを選ぶと良いでしょう。
セコンド・ピアット(第2の皿)
セコンド・ピアットは第2の皿という意味で、メイン料理です。
肉料理であれば仔羊や仔牛のステーキ、魚料理であれば白身料理を使ったアクアパッツァなどが提供されます。
コントルノ(野菜料理)
セコンド・ピアットのあと、または共に提供されるのがサラダなどの野菜料理です。
肉や魚で血液が酸性になったところで、アルカリ性のサラダを食べたり、温野菜にオリーブオイルやビネガーを加えたものが提供されます。
フォルマッジ(チーズ)
イタリアンレストランによっては省略されることもありますが、ワインとチーズの組み合わせを楽しむのがおすすめです。
ドルチェ(デザート)
コース最後のお皿のデザートです。
イタリアンのドルチェはティラミス、パンナコッタ、ジェラート、タルトなどが代表的です。
カフェ、ディジェスティーヴォ(コーヒー、食後酒)
最後はエステプレッソで締めます。
このとき、焼き菓子が提供されることもあります。
場合によってはディジェスティーヴォ(食後酒)としてリキュールや甘いワインをいただくこともあります。
気軽に楽しめるイタリアンのコース
イタリアンのコースはフランス料理に比べるとお皿の数が少なく順番も異なり、カジュアルな印象があります。
気取りすぎずにカジュアルに食事を楽しみたいという方にはイタリアンがおすすめです。
特別な日はもちろん、いつもとちょっと違ったお食事にイタリアンのコースを楽しんでみてはいかがでしょうか。