ワインの注ぎ方やマナーを覚えておくことで、ワインの味わいも、場の雰囲気も、より楽しむことができます!
ワンランク上のレストランで食事する際や、ホームパーティーなどでホスト役になったときにも、
落ち着いてふるまうことができるはずです。
今回は、ワインの注ぎ方についての基本的なマナーについてご紹介します。
ワインボトルの正しい持ち方とは
ソムリエやサーバーのように、片手でスマートにワインボトルを持てば、確かに見栄えは良いです。
しかし、片手で持たないといけないという決まりはありません!
慣れない人が無理に片手で持とうとして、ワインをこぼしてしまったり、
ボトルを落としてしまったりする危険もあるため、
慌てず、しっかりと安定した持ち方をしましょう。
ワインボトルの持ち方は、ボトルの底のくぼみに親指を入れ、残りの四本の指でボトルを支えます。
もう片方の手をボトルにあて、グラスにワインを注ぎましょう。
また、ワインの銘柄が注ぐ相手にはっきりわかるようにするためと、
滴などでラベルを汚さないようにするために、ラベルは上に向くように持つと良いでしょう。
また、手の温度がボトルに伝わってワインが温まるのを防ぐため、
冷たく冷やしたワインボトルを持つ際は、清潔なナプキンの上からボトルを支えるようにしましょう。
ボトルのふちをさっと拭くのにも便利ですよ。
ワインを注ぐ際のポイント
ワインを ボトルからグラスに注ぐ場合は、
ビンテージワインなどに見られる『澱(おり)』が入らないように注意しましょう。
澱はワインの成分であるタンニン、ポリフェノール、タンパク質が結合したもので、飲んでも害はありません。
しかし、渋みがあるうえに舌触りも悪いので、
せっかくのワインをおいしく飲んでもらうため、澱がグラスに入らないようゆっくりと注ぎましょう。
また、ワインはデリケートな飲み物なので、勢いよく注ぐと味を損なう場合もあります。
グラスの数センチ上から、ゆっくりとワインを空気に触れさせるように注ぐようにすると良いでしょう。
また、グラスに注ぐワインの量は、
スワリング(ワインを空気に触れさるためにクルクル回すこと)するスペースをとるために、
グラスの3分の1程度が適量となります。
なお、グラスの大きさなどにもよって異なるので適量を確認しましょう。
注ぐ相手が複数人いるときは、全員が同じ量になるように注ぐのが基本的なマナーとなります。
注ぎ終わったら、滴が落ちないようにワインボトルを少し回転させながら上に戻しましょう。