イタリアンでは前菜をアンティパストと呼び、主に冷たい料理や野菜などが提供されます。
ここでは、イタリアンのコースの流れや前菜料理をご紹介します。
イタリアンのコースの流れ
イタリアンのコースは
・アンティパスト
・プリモピアット
・セコンドピアット
・コントルノ
・ドルチェ
の順番で進みます。
アンティパスト
アンティパストは前菜を指し、次の皿のプリモピアットやセコンドピアットの前に食べるため、量も軽めが一般的です。
代表的な前菜には生ハムメロン、ブルスケッタ、タコのサラダ、ムール貝の酒蒸し、野菜のフリットなどがあります。
プリモピアット
第一の皿という意味で、プリモピアットではパスタやリゾットといった炭水化物やスープを食べます。
プリモピアットはイタリア料理最大の特徴で、イタリアの代名詞ともいえるパスタは300種類以上存在します。
イタリアンでは時々、複数のプリモピアットが提供されることがありますが、この場合はスープ、パスタの順か、パスタ、リゾットの順が一般的です。
セコンドピアット
セコンドピアットはメイン料理で、イタリアンでは肉か魚が提供されます。
素材の旨みを引き出せるようシンプルなものが多く、また、地域色が色濃く出ます。
コントルノ
コントルノとはセコンドピアットの付け合わせを指します。
主に野菜料理で、サラダやズッキーニのグリルやキノコソテーといった野菜を焼いたもの、ポテトフライなどがあります。
イタリアンでは別に注文するのが一般的ですが、セコンドピアットと同時に提供されることもあります。
ドルチェ
ドルチェはデザートのこと。
ティラミスやパンナコッタ、ジェラートなど、日本でも人気のイタリアンスイーツが多いですが、フランス菓子に比べるとシンプルなお菓子となります。
アンティパスト(前菜)の種類
アンティパスト・ミスト
ミストとは盛り合わせの意味。
つまり、アンティパスト・ミストとは前菜の盛り合わせとなります。
アンティパスト・フレッド
アンティパスト・フレッドは冷たい前菜という意味です。
代表的な野菜料理であるトマトとモッツァレラチーズ、バジルを使ったカプレーゼも該当します。
アンティパスト・カルド
アンティパスト・カルドは温かい前菜という意味。
フリット・ミストという野菜などの揚げ物の盛り合わせも該当します。
アッフェタート・ミスト
アッフェタート・ミストは生ハムの盛り合わせを指します。
イタリアンは地域色も多彩、色々試してみるのがおすすめ
イタリアンのコースについてご紹介しました。
もちろん、お皿を省略することもできますので、お腹の具合に合わせて注文すると良いでしょう。
イタリア料理は郷土食が色濃く出ている料理がたくさんありますので、色々な料理を試してみると新しい発見があるかもしれません。