トマトソースパスタといえばイタリアンの代名詞というくらいポピュラーで、日本人にも人気があります。
ここでは、イタリアンレストランでも人気のトマトソースパスタの種類をご紹介します。
トマトソースの歴史
トマトは17世紀のはじめにスペインを通してイタリアに伝わり、17世紀の終わり頃には料理として使われ始めます。
もともとは貴族の観賞用として栽培されていたものを、手入れをしていた庭師たちが食べてみたのがきっかけです。
イタリアの土壌と気候がトマトの栽培に適していたこともあり、ナポリでトマトとパスタの組み合わせが誕生しました。
その後、トマトソースはイタリア全土に広がり、さまざまな種類のパスタに発展していき、世界中のイタリアンレストランで親しまれています。
代表的なトマトソースパスタの種類
ここでは日本のイタリアンレストランで人気のトマトソースのパスタの種類をご紹介します。
ポモドーロ
「ポモドーロ」とはイタリア語でトマトのことです。
トマトのパスタの正式名称は「パスタ・アル・ポモドーロ」となります。
数あるトマトソースのパスタの種類の中でも特にシンプルで、トマト缶と玉ねぎを加えたソースにバジルのさわやかな香りを加えた一皿です。
アラビアータ
アラビアータはローマ発祥のパスタで「怒っている」という意味を持つソースです。
トマトのさっぱりとした酸味にニンニクの風味、唐辛子の辛味をプラスした、辛いものが好きな方におすすめのパスタです。
スパゲティではなくペンネで提供するイタリアンレストランもあります。
ペスカトーレ
ペスカトーレの発祥は北イタリアのマッジョーレ湖とされています。
「ペスカトーレ」とは元々イタリア語で「猟師」の意味で、売れ残った魚介をまとめてトマトソースで煮込んだものが、次第にパスタのソースとして使われるようになったと考えられています。
イタリアンでも特に人気の、魚介をたっぷり楽しみたい方におすすめのパスタです。
ボンゴレ・ロッソ
ボンゴレ・ロッソはトマトソースを使ったアサリのパスタのことです。
日本のイタリアンレストランではアサリを使うのは基本ですが、本場イタリアでは、ヨーロッパアサリのほかにガリアハマグリなどの2枚貝なども使われます。
ロッソとは赤という意味で、オリーブオイルと白ワインのみを使ったパスタがボンゴレ・ビアンコです。
イタリアンでも人気のトマトソースパスタ
イタリアンでも人気のトマトソースの種類をご紹介しました。
トマトソースはバリエーションも多いため、まだ食べたことがないトマトソースパスタもあるのではないでしょうか。
ぜひイタリアンレストランでランチやディナーをする際には、普段選ばないトマトソースパスタを楽しんでみてはいかがでしょうか。